動きが脳を変える2

1月2日の続きです。

子ども時代は、新しいものを吸収し、活力に満ち、わくわくする経験を重ねます。しかし大人になると多くの人は、自動運転モードに入り、脳を使わなくなり、新しい回路をつなぐことをやめてしまうのだそう。

大人になっても、脳を活性化し身体も心も活力を取り戻す方法として、著者は「9つの大事なこと」を提案しています。

1.「自分の動きに注意を向ける」と脳に新しい神経回路が作り出され、活力が高まり、身体も心も感情も自由になり、エネルギッシュになり、考え方も明晰でクリエイティブになる。

2.「学びのスイッチをオンにする」。注意を「今」に向けると自動運転モードを回避でき、脳が目覚める。動きに注意を向けると、脳のスイッチがオンになるそうです。

3.「力を抜く」と、今この瞬間を感じる力が高まり、感覚が研ぎ澄まされ、わずかな違いが見え始め、脳は新しい情報を獲得できる。力を抜くと今を生きることができ、活力が目覚める。

4. 省略

5.「ゆっくり」は今を生きる第一歩。速く動くと自分が何をしているのかを知ることはできない。スローダウンすると、感じていることがより強く感じられ、自分の感覚や思考に気づきやすくなる。ゆっくりは、感じること、活力に満ちていきることを発見する手段。

6~9. 省略

太極拳で力を抜き、ゆっくりの自分の動きに注意を向けながら練習することが、そのまま身体も心も活力を取り戻し、脳が活性化する方法になっているのですね。

いずれも、ゆっくりした動きの太極拳を学ぶ過程で実感していることです。

自分が練習するとき、人に教えるとき、練習の仕方、伝え方を、もうちょっと工夫していこう。

 

 

 

 

 

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