「失敗と生きる」~羽生善治さんの言葉(東京新聞)

将棋の羽生善治さんの言葉(2月12日東京新聞朝刊)。
「人生で一番大切にしていることはなんですか」という記者の問いに対する答えとして

「自分なりの最善を尽くすこと。結果的にミスがあっても、それを次に進むために必要なプロセスと捉えることです。」

記者は「羽生さんは全力を尽くしても、人は間違いやミスを起こすものであり、それが成長に必要な過程だという」と解説していました。

「君たちはどう生きるか」でもミスや間違いに対して似たようなことが書かれていました。大人になった私は、人は間違いを犯すもので、自分が侵す程度の間違いは多くの人もやっていることだとわかってきたので、チャレンジを恐れなくなりました。若い人はだれもがミスや間違いをするものなのに、自分が若かったころは、大人になった今より、ミスや間違いが許されないことのように考えていました。世の中のことを知らなかったから、ちょっとしたミスでも、取り返しのつかないことのように悩んだりしていました。それ故にチャレンジすることに臆病になっていたように思います。
羽生さんの言葉も、若かったときに知りたかった言葉、若い人に伝えたい言葉です。