師の教え
書道の先生が、老人ホームに入られました。昨日は、自習して書いた書を直してもらいに1時間かけて施設に行ってきました。
書道の先生は、90歳近くになられても、3時間かけて師匠のもとに習いに行かれていました。よい書を書けるようになりたいと、いくつになっても学び、精進し続ける姿に、それまで持っていた高齢者のイメージを覆され、90歳になったときに自分がなりたい姿をイメージできるようになりました。そして紙は10年寝かせるとよい、と10年後のために半紙を買う姿に希望を見ました。
「先生が90歳を過ぎても、向上心を持って努力する姿からたくさんのことを学びました。」と伝えたら、「自分の先生もそうだったから」とおっしゃられました。
人のものを教える人はそうでありたい。自分も太極拳を教えるものとして気持ちを新たにしました。