気功とは?

気功って何?
「中国の歴史のある健康法。呼吸と意識と動作がセットになっている。深い呼吸をし経絡やツボに刺激を与える動作なので体質改善などに即効性があり、健康効果が高い」
というあたりが一般的な説明です。

儒教気功、道教気功、仏教気功、武術気功、医家気功などの流派があります。

私が現在学んでいる「健身気功」は、中国健身気功協会が伝統的な気功法を整理し、発表しているものです。健身気功には、八段錦、五禽戯、易筋経、六字訣、太極養生杖、導引養生功十二法、十二段錦、馬王堆導引術、大舞の9功法あります。中国健身気功協会の活動は中国の国家的プロジェクトで、健身気功は中国国内で数万の拠点があり、40近くの国に普及されています。

ヨガ・気功・太極拳

私は20代でヨガ、30代で気功、40代で太極拳に出会いました。

20代の時は下北沢の沖ヨガ道場に通っていました。
定期券を買って朝6時半からの早朝ヨガ教室に通ったり、下北沢での合宿にも参加しました。
私にとって、ヨガは精神的な効用が大きいです。
ヨガ教室に行くと、たとえイライラしている時でもリセットされ、
優しいすっきりした気持ちを取り戻すことができました。
「ヨガはお釈迦さまが悟りを開いた修行の方法」だと教えてもらいましたが、
続けていたら本当に悟りが開けるような気がしました。
またヨガをした当日翌日は疲れにくくなり普段に比べ120%増しで頑張れました。

30代では健臨会の片野貴夫先生に導引養生功を習いました。
気功は動きが少ないので、ひとつひとつ意識しながら動作をすることができ、
短時間で体が熱くなり、血液がぐるぐる回りだす感じがします。
はじめて2,3週間程度で疲れにくくなり体質が変わってきた感じがしました。
体質改善に即効性があります。現在は日本練功18法協会の武田幸子先生に健身気功を習っています。

太極拳は動作が複雑で真似をするのも難しいし、
形を覚えるのに何年もかかります。
しかし、正しい歩法を身につけようと練習していると自然に筋力がつきます。
動作を真似したり、覚えようとすることが脳トレになります。
もとが武術の攻撃の動きなので、合理的な体の動かし方を考えたり、
美しい表演に刺激を受けたり・・。
太極拳は即効性はヨガや気功に比べ劣りましたが、続けていたら、体質が変わり疲れにくくなっただけでなく、バランスよく筋肉がついて歩き方も変わりました。動作を覚えるのに苦労していたら、覚える能力、見て真似する能力もアップしました。きれいな動作ができるようになりたいとストレッチをしていたら、体が柔らかくなり動きが軽快になりました。

気功やヨガや太極拳は「動禅」だと言われます。
いずれも身体の健康だけでなく精神的な効用もあると思っています。