「日々是修行」から

やりたいことをやっているのになんだか忙しく、スケジュールをこなすだけで一日が終わってしまいます。気持ちの持ちようを変え、余裕をもって時間を使い、心を込めて事に当たりたい。そう思って、「日々是修行」佐々木閑(ちくま新書)を手に取りました。

その中で印象に残った言葉は・・。

仏教本来の修行とは精神集中である。瞑想ともいう。じっと座って精神を研ぎ澄まし、外界からの刺激に動じない堅固な状態に自己を保つのである。その研ぎ澄ました精神状態を使って智慧の力を起こす。仏教の目的は「智慧」という特別強力な力を使って、自分の心を改良していくことにあるのだが、瞑想はその知恵の力を生み出すための母胎なのである。修行のイメージは座禅だが、坐らなくても、身体がリラックスして、心が冴えきった状態を保てばよい。p21ーp32

集中して太極拳を練習すれば、精神が研ぎ澄まされる状態を作り出せそう。太極拳は「動禅」だとどこかで読んだことがあるけれど、心を集中して太極拳を練習すれば仏教の修行になりそうです。お客様のために料理を作ることも、コーヒーをお出しすることも、書道をすることも、お話を伺うことも、その瞬間リラックスして集中して行えばすべて修行になる。いつもそういう状態で過ごしたい。

続きは後日